盗難警報装置の概略
起動回路
レーザーソナー・赤外線感知器・ボイスリレー・ドアランプなど、
車内に侵入しようとするときに回路が起動するよう、トリガー回路を作る。
私が以前試作した回路では、レーザーソナーが良好であったが、窓をある程度まで開けておくと羽虫などが車内に入り、盗難警報装置が起動してしまいNG。
窓を開けておいた方が、窓ガラスを割られる心配がないので良いが、このような形態で夏に釣りをするときはレーザーソナーをトリガースイッチにしな
いほうが、虫などの侵入によって誤作動の心配がないので良いですね。
おすすめは、ドアランプ連動か、キャパシティリレースイッチです!
増幅回路
トリガー回路から50WクラスのPAアンプを連動させます。
私の場合、勤務が医療関係なので救急車のPAアンプを流用しましたが、カーショップなどで売られている市販のアンプも音量は少し小さいけれどグーです。
またアンプの代わりにクラクションと連動させるという手もありますが、途中にタイマー回路を入れてあげないと、一旦、起動したら、バッテリー内の電気がなくなるまでホーンが鳴っていてセルが回らず、クルマが動かなくなったということになりかねませんので、注意が必要です。
エキサイター
サイレンや音声ROMなどのエキサイター信号を増幅回路に入れます。
電子キットなどを流用するとオリジナルの音声ROMが作れますのでドロボーさんが精神的ショックを受けるぐらいな内容の言葉を考えてみてはいかがでしょう?
私の場合は市販の盗難警報装置の音声ROMを流用しています。
内容は…
警告します!警告します!
直ちにクルマの外に出なさい!
場合により写真を電送します!
(ここで連動のフラッシュバルブが凄い光量を放つ)
(そして電子サイレンが連動)
この繰り返しが止めるまで続きます。私は5分ぐらいで自動的に止まるよう、タイマー制御をしています。
実際に特定省電力送信回路付きの市販の警報装置なので、専用の受信機に異常を送信しますが、鮎釣りで河に入っているとすぐにクルマまで戻れないので、クルマの近くにいる人たちにドロボーが入ったことを、具体的に伝えるため、あえて音声ROMを使ってアナウンスするほうが効果的ではないかと考えました。
普段はイスの下に回路が隠れて外からは見えない。
実際に使用すると、パトカーや救急車が緊急走行をしているときに使用する音量ですから、近くでは凄くうるさいです。
私も試作して調整するときに、スピーカーの中に布を詰めて音量を抑えるのに苦労しました。
この回路が作動して、車上ねらいが腰を抜かしてオシッコでもちびってくれれば、胸がスカッとして苦労が報われることでしょう (*^_^*)