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1.クルマに積み込む装備品について

アウトドアだからといって、すべて野外でまかなおうとするのは考えものです。なぜなら鮎釣りという目的のためにやむを得ずキャンプするわけですから、装備品は必要最小限に押さえましょう。
クルマって案外荷物は入らないものです。一つのツールが多目的に使用できるよう、また、少しでも快適な環境を構築できるように考えましょう。

*旅慣れた人の荷物は少ない!
これは釣り具などの装備品にしても言えることです。「もしかしたら、これは使うかも知れないな?」と思うものは絶対に使いません!思い切って切り捨てましょう。
まして一台の車に乗りあって川に行くときなどは仲間から大ひんしゅくを買いますよ。

必需品とは、絶対に必要で、かつ、多目的に応用が利くものでパッキングにがさばらないものが理想です。
たとえば、いらなくなったらすぐ捨てられる(ゴミ箱にですよ!)
空のペットボトルは水筒代わりに便利ですよ。
普段からフリーザーのなかで水を入れて凍らせておけば、氷としてクーラーボックスの中を冷やし、溶けてきたら中の水をコーヒーやラーメンなどを作るときに使ったり、顔を洗ったり歯を磨いたりと超便利です。

*ガスコンロは、汎用型のボンベに合わせましょう。
私はiwatani製品を愛用しています。これはコンロのほか、ガスバーナーのガスが兼用できるので、速やかに炭を熾したいときやたき火をしたいときの優れものです。

以前の出来事ですが、それなりに鮎を釣り、明日ももう一日釣りたいので温泉に入ってその後バーベキューという夕食設定をしたのです。
予定通りお風呂から上がり、河川敷にテントを張って、さあ次は炭を熾してバーベキューの始まり〜というときに、なかなか炭に火がつきません。炭は最高級の備長炭を用意したのですが、これが失敗でした。 備長炭ってすごく火がつきにくいんですよ。最初は灯油を少量かけて炭に着火する予定でしたが、灯油だけが燃えて炭に火が着きません。 結局、たき火をして火種を作らないとだめで、お風呂上がりの爽やかさもいずこ、暗い河川敷で手探りで薪拾いをし、手足は砂や泥で汚れまくり。さんざんな目に遭いました。

そのときの教訓で
炭は速やかに熾すようバーナーが必需品に、そして炭は安い炭のほうがおきやすいことが判明しました。

*闇に光を…
携帯バッテリーは夜間の活動にすごく便利です。
夜になってからバーベキューやテントの設営、はたまた、クルマの不具合などを見る場合、車のライトでは集光してしまうので眩しすぎてNG。そこで登場するのがバッテリーと裸電球です。クルマのウインカーに使われるようなワット数が適当です。
差し込みコネクタをシガレットコネクタタイプにしておけば、車内用の臨時照明に早変わりです。
私は知り合いの某公務員さんから、職場より破棄されたスピードレーダー取り締まり用の電源に使用してたアルミケースをいただき、中のバッテリーを入れ替えて使っています。ライト用のポールにラジオなどに使うロッドアンテナをつけて使用していますがとっても便利ですよ!

 

*平らな環境で眠りましょう…折りたたみ式平台
クルマのシートはフルフラットになるといっても、どうしても凹凸が出てしまいます。これが案外睡眠の妨げになったり、無理な体位で寝るため、朝起きると身体が痛かったりします。
そこで考えたのが
折りたたみ式平台!
これをシートの上に置き、マットを引くと快適な寝室に早変わり。あくる日の釣果がダントツアップすることまちがいなし。クルマで寝るのが楽しみになるツールです。(そうそう一人用です。旅先で女の子なんかを連れ込んではいけません!…炎天下の河原にいるのはおじさんだけだったりして…(^^;)

 
  
一見、平らに見えるシートも細かい凹凸が…。
折りたたみ台を使うと真っ平らに変身です。

 
   
 
  収納はこの通り。コンパクトに二つ折りでしまえます。

この折りたたみ式の平台を使って2シーズン過ごしてきましたが、寄る年波のせいかどうもしっくり休めません。
そこで今回は心機一転本格的なモービルキャンピング仕様にと考えて作ったのが
ステップワゴンキャンピング仕様です!

    

*今宵の宿は橋の下…橋の下は鮎釣りマンの社交場!


橋の下に林立したテント(写真は九頭竜川の五松橋です)
 鮎釣りに出掛けて困ることと言えば、宿泊場所です。「俺はテントを持っていくからどこでもいいさ!」と言う人は素人さん。 鮎釣りのためのアウトドアです。きちんと目的を持って行動しましょう。
 まず、おすすめは橋の下です。それも出来たら国道など交通量の多い橋ではなくて、夜間はなるべく交通量が少ない方が眠るのには最適です。それと充分な広さを持った橋で、橋脚の長さの短いほうが雨が降ったときなど、風で吹き込む度合いが少ないのでグー!
 また天気が晴れていても、露天では朝露などでテントが濡れてしまい、撤収時に大変です。そして、橋の下にテントを張るときに頭上にも目を配り、橋の上から排水管などが十数mおきに下がっているのでその真下にテントを設営しないのは常識です。
 もし、配水管から水が落ちてきたら地面をどのように流れるのかも注意して見ましょう。そして風向きも気を配ってね。橋の真下が安心とは限りませんよ。まして夏の雨は突然の横殴りのスコールが多いですから、皆さん、野生の勘を働かせて設営されてください。おとり鮎ももちろん近くに伏せておけますから最高ですね。

橋の下の注意事項!(エチケットかな)
 土日などは結構同じような考えの人がテントを張り混雑します。知らぬ人でも同好の士。まず挨拶をして友好を深めましょう。案外、ポイントの状況など思わぬ情報も入ってきますよ。そんなわけで橋の下は鮎釣りマンの社交場です!

*宿が決まればあとはお風呂!
なんと言っても日本人はお風呂が大好き!最近は、至る所に温泉が営業されてすごく便利になりました。橋の下宿泊の鮎釣りマンたちにとってはすごく朗報ですね。
そこで私が知っている限りの橋の下の宿と、その近くの温泉やコンビニなどについて書き留めてみましたので紹介します。皆様方からの情報があれば追加したいと思いますのでメールなどいただけたら嬉しいです。
各地河川別、橋の下のお宿とその近くの温泉について