2004年元旦
元三沢恒例のどんど焼きのやぐら作りです
 


朝9時、作業服に身を包み、皆さんが公会堂に続々と集まってきます。

新年の挨拶もそこそこに、どんど焼きの材料集めのための話し合いです。
協議?の結果、竹は武藤為雄さん宅の孟宗竹を、杉は住谷守さん宅で
枝打ち伐採したものを使うことになり、二班に分かれて、取りに行きます。


為さんちの竹藪は、太い孟宗がにょきにょき生えています。
竹の中にかぐや姫がいて、誤って切ってしまうと殺人事件になってしまうので
慎重に切ります…ホントかな(*^_^*)。


今回はスケールを用意して竹の長さを揃えます…いや、揃えようと努力はしました…。

 


ホレホレ、ロープはこうにかけるんだ!とばかり器用な手つきで巾着縛りを披露するのは、
ご存じ長老の為雄さん。
手つきが決まりすぎてるね、その縛り方。もしかして縛るのが趣味???


やっと持ってきた竹は、道路からみんなで会場まで運びます。
白い雪の中に竹の緑が映えます。


竹は柱を数本取った後、写真のように木槌で叩いて節を割ります。
こうすると下の写真のように胴回りに巻き込むとき自由に曲がって加工がしやすいの
だそうです。…さすが山ちゃん(写真のモデルです)。


柱が立って胴回りが決まれば、一番高いのは俺だとばかりに実ちゃんが乗っかります。


柱が架かれば、あとは竹の葉や杉を詰めるだけ。人海戦術であっという間に詰め込まれていきます。


というわけで、今年もみんな元気に共同作業。どんど焼きのやぐらはここに完成したのです。
皆さん、ご苦労様でした。


どんど焼きのやぐらの完成後、次は元三沢の守り神、猪毛の道祖神にみんな揃って参拝です。
柏手でお祈りのあとは、御神酒で身を清めます。

元三沢のみなさんが今年一年を無事で乗り切れますように祈念申し上げます…。

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