激流隊 2012初便り

 

2012年の幕開けとなりました。

全国の激流隊、並びに激流鮎釣り名人の方々、お変わりありませんか?

昨年(2011年)は、東日本大震災・大津波・各河川の大洪水・崖崩れなどに見舞われ、海外でも地震・大雨・洪水と世界中に災難が勃発した年でもありました。
このような環境の中、鮎釣り名人の皆様もご苦労したことと思います。
我が激流隊も、東に北に南に西にと駆け回った割には、良い話は聞けませんでした。

大雨と冷水病に加えて景気の悪さで暑い夏でも懐が寒い!また、高速道路の割引(土日1000円)は無くなるし、放流河川の鮎がいない。漁協も泣いていました。

そんななか、昨年の激流隊、活動のひとこまを書き留めていましたのでご披露します。

 

2011年4月

激流隊高橋副総帥、新車購入(三菱パジェロ)。慣らし運転をしようと4月30日、九州に向けて二人で走る。

  

夕方球磨川に着いてみると、「あれっ、水がない!」 なんと激流がチャラ瀬になっていました。しかし、ハミアトはある。解禁はここからと、二人で決めた。

気を取り直し、昔お世話になった川口商店に挨拶に寄ってみた。親父さんは3年前に亡くなったとのこと。奥さんと娘さんに会って哀悼の意を述べた。奥さんと娘さんからはお弁当までいただき、その後 、休まず走りっぱなしで、九州から埼玉まで帰って来た。

 

2011年5月30日

高橋氏と2台で九州に走る。

  

狙いは、もちろん一ヶ月前に決めておいた、あのポイントである。

  

5月30日
川に着き、今日は水は多いが濁りが入っている。明日の解禁は釣れるようにと、日吉の神様にお願いしてみます。

  

 

6月1日

待ちに待った解禁です。
高橋氏と川辺側の合流に入るが水が冷たく、全く釣れない!
本流に見切りをつけ、川辺川に入るが、夕方まで釣っても15〜17cmクラスが10匹あまり…。
ふと河原を見ると、網の準備をしている人が2〜3人見える。こちらは6月1日の夜から網の解禁と聞いてびっくり!

どちらともなく帰ろうと、二人して川を後にした…残念!!!

 

6月も半ばとなり、千曲の解禁に行くが鮎がいない。激流隊諸氏と顔合わせをして帰ってくる。千曲の年券を買った隊員も何人かいたが、皆、仲良くオデコ!

まあ、良かったといえば栃木県の鬼怒川かなぁ…。

激流隊の面々、川の真ん中でバシバシ釣って否が応でも目立ってしまう。
「あんたらがいっぱい釣るから、俺たちは釣れないよ」と地元のおじさんに怒られた。私はみんなに代わり、「どうもすみません」と謝った。

川で釣っていると、文句を言われたりケンカを売られることもありますが、話をしてみると、皆、いい人ばかりです。どこにいてもトラブルはつきもの。つまらない意地を張らずに、皆、仲間にしちゃおう!

そういえばこんなこともありました。

真夏の神通川でも、川の真ん中で入れがかり!「こらーっ、激流隊のアタマは誰じゃ、上がってこい!」と身体の大きなオジサンに怒鳴られ、
「ハーイ私です」と素直にお返事をしたら、「激流隊はもっと上流に行け!」とオジサン。

「ここが釣れるんです」と返事をする私。河原にあがってオジサンに、一緒に激流隊でやりませんか!と言ってみた。

次に神通に行ったとき、偶然に河原でばったり会うと、オジサン、ニコニコしながら近づいてきて、激流舟を見ながら、「良い舟だな、俺もほしい」と言って来た。

いろいろ話したら「埼玉まで見に行く。」と言っていた。しかし、富山から埼玉までは来ないだろうと思っていたら、9月の半ば、朝の7時頃電話が鳴った。
「いま近くにいる、すぐ行く」とのこと。ホントかよ!と、もう、びっくり!

オジサン、工房に来て一番大きな舟を買っていった。なんと6万円ですよ!
「も一つ小さいのも作ってほしい」とのこと。「遠路はるばるここまで来てくれたから、一つやるよ」と言ったらオジサン喜んで、
「じゃあお礼に竿をやる」とエクセルシオ荒瀬9mを出してきた。

私は「こんな高い竿は使いません!」とお断りすると、今度川で会ったら別な竿をやるとのこと、喜んで帰って行きました。

 

8月に入り、高橋氏と和歌山の北山川に入り、新宮の仲間とまあまあの釣りができました。今年の北山川は数も多く、深場を探ると型もよく、
しばらく楽しめるかなぁと思っていたら、あの台風12号が来てしまい、大暴れをしていきました。
 

100年に一度あるかないかの大洪水で、私の実家も一階の天井まで水が上がりました。「いままでは、ここまで水が上がったことはない」と、実家の母が言っていました。
この洪水で近所で4人亡くなられたそうです。

  

 

熊野川沿いの家ではほとんど全滅で、いつもお世話になっていた「なにわオトリ店」もなくなってしまいました。白見の滝も三分の一になってしまいました。

 

11月10日の夜

埼玉を出て新宮に向かう。

11月11日(金)、朝から雨。熊野市より北山川に入り、川沿いに下ってみる。
川も道路もズタズタに寸断され、片側通行が5カ所もあった。

玉置口のあたりに釣り人が二人いた。河原に降りて「釣れますか?」と聞いてみると「釣れまっせ!」と聞き覚えのある声。
よく見ると村田名人と奥さんが二人で雨の中を仲良く竿を出していた。

型は小さいが20匹ほど釣れたとのこと、さすが名人!!!

 

  

 

11月12日(土)

釣友石垣君と高田川・赤城川・十津川・北山川を見て回る。
いたる所で崖崩れが起きて景色も変わり、緑が多かった山々が地肌むき出しの山となってしまいました。

赤城川で村田名人を発見!

 

石垣君が「2012年の竿はどうですか?」と聞くと、「よろしおまっせ。」と村田名人。

11月も半ばになろうとしているのに、赤城川には鮎がうじゃうじゃ!

2012年の解禁はここにしよう!

 

 

 

2011年12月

東京都杉並環八通り外・五日市街道沿い春日神社前・自宅の車庫に激流庵を作った小島君。囲炉裏もあるぞ!

換気設備は、私が付けました。

 

彼の所には水泳仲間・釣り仲間・都内の遊び仲間・呑み友達が集まるそうです。楽しい人生が送れそうですね。

 

2011年12月23日

「餅つきをするぞ!来れる人は来てください!」の激流隊HPのメッセージボードに書き込んだら、楽しい仲間がたくさんやってきました!

また、今年はセイロも手作りしてみました。これ3台目です。

しか、し蒸し上がりが遅い。1時間かかります。

 

これは4台目、30分で蒸し上がり、うまくいきました。

 

鹿のスープ・鹿の焼き肉芋や野菜・ジュースにコーヒー・ みかん・ノンアルコールビール。子供用の竹馬もあります。

 

  
犬山の三品氏より、カッティングシートも届きました。

 

食べ物や飲み物もたくさん残り、皆に分けて解散。また来年もよろしくと挨拶し、皆さん帰路につきました。

来年もよろしくね!

 

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