故
竹中
(後藤)
康
35年ほど前の彼との遭遇が、
私の真の意味での
釣り狂い人生の始まりでした。
彼はまさに
超自然児
。
自然界の動向や
渓流魚の習性を熟知し、
ポイントの読みが全く正確で、
いくら勉強をしても
私はとうとう彼の域に
達することはできませんでした。
何事にも抜群に勘が良く、
それでいて決しておごらず、
温厚無比の好人物。
彼の遺骨は、
私たちの手で温見川に散骨されました。
みんな涙しました。
いい人ほど先に行く、
を地で言ったような彼の死でした。
1996年10月逝去。55歳